ジョリパット仕上げの塀

お疲れ様です。星組です。

東京オリンピック2020が開催し、どのスポーツを見ていても体がウズウズして動きたい衝動にかられますが、2021年の夏は異常なまでの猛暑日続き・・・旭川でも10日以上も続けて30度を超え、体を動かすどころか暑さでぐったりですが、体調に気を付けながら乗り切りたいと思います。皆様も猛暑で体調崩されませんよう気を付けて下さいね。

 

さて、今回はジョリパットという建築用仕上げ塗材で塀を仕上げた際のお話です。

ジョリパットは外部での使用が出来ること、仕上げの模様の自由度が魅力です。カラーも豊富で面白い材料だと思います。

これがジョリパット!材料自体はペースト状のものです。施工としては、下塗りを上塗りの2回で仕上げていきます。

1回目の下塗りでは、ペースト状の材料をそのまま擦り付けるようにして躯体にしっかり塗り付けます。下塗りが乾いたら2回目の上塗りで仕上げていきます。2回目の仕上げで使用する材料は、ペースト状の材料の中に3厘の寒水を入れる事でテクスチャーがしっかりと表現出来るようにします。

 

施工した塀です。ブロックの部分以外を表面、裏面、天端と仕上げました。

塀の躯体は、既存の物でしたので傷んだカ所や傷つたカ所がありました。そこでジョリパット仕上げを行う前日までに下地造りを行っています。

1回目:下塗り状況

材料を下地にしっかりと擦り付けるように塗っていきます。この際、塗り忘れが無いように全体にしっかり色が乗るように注意しながら施工していきます。

 

2回目:上塗り仕上げ状況

写真で見て頂くとわかるように、1回目と2回目の材料は違う配合になります。寒水を混ぜる事で厚みの変化やムラが発生し、模様がはっきりします。仕上げの模様の付け方には、いろいろな方法がありますが、今回はコテ擦りの仕上げという依頼でしたので写真のようにコテを横方向に擦り付けるように動かす事で仕上げの模様を出します。

 

仕上がった状態がこちらになります。ランダムに模様を付けるので正直好みの世界になってしまいますが、施工者としてはいい感じで仕上がったと思っています。なんだか流れる雲や霧がかかったような模様ですよね。

 

全体像です。遠目に見ると一色の白い塀に見えますが、近づくと模様があり洒落た雰囲気を出してくれますね。お客様にも納得して頂ける仕上がりで施工する事が出来て良かったです。

また、機会があったその時は、違う仕上がり模様にも挑戦してみたいです!

 

※兄弟会社 ㈱村松左官工業 https://muramatsu-sakan.com/